▲写真=UTOIMAGE

 ウクライナのジャーナリストが、ロシア西部クルスク地域で訓練する北朝鮮軍の動画を入手し、公開した。この動画は、ウクライナのゼレンスキー大統領が北朝鮮軍との交戦を事実として確認した直後に公開された。

 ウクライナの有力ジャーナリスト、アンドリ・チャフリエンコ氏(56)は5日(現地時間)、SNSに「クルスク地域の北朝鮮軍の様子を収めた初の動画」と書き込み、短い動画を公開した。

 動画には、北朝鮮軍とみられる将兵たちがロシアの軍服姿で小銃を抱え、ロシアの教官に従って「弱い」を意味すると思われるロシア語を口にする姿が映っている。また、別の動画には、北朝鮮軍とみられる兵士たちがロシアの教官とみられる軍人を囲んでいる様子も映っている。

 チャフリエンコ氏は「クルスク地域で北朝鮮軍がロシア人教官の指導の下で地雷爆発訓練を受ける様子」だとして「北朝鮮軍はまた、ロシア人教官とコミュニケーションするために言葉を学んでいる」と伝えた。

 さらに「北朝鮮軍の訓練は、今日(5日)が最後だと聞いている」として「北朝鮮軍は明日(6日)ウクライナとの戦闘に投入されるそうだ」とつづった。

 放送局の記者出身のチャフリエンコ氏は、2014年にロシアがクリミア半島を攻撃した際にロシア軍の様子を撮影していて拘束され、拷問を受けた。今回のウクライナ戦争が始まってからは、テレグラムを通じて現地の状況を世界に伝えている。

 この動画はゼレンスキー大統領による夜の演説の直後に公開された。ゼレンスキー大統領は5日「北朝鮮軍との初の戦闘は世界の不安定さに新たなページを開いた」と述べた。最近、ウクライナ軍が北朝鮮軍と初めて交戦したと複数のメディアが報じたが、これを事実上認めた格好だ。

オ・グィファン記者

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