事件・事故
制限速度70キロ道路を時速237キロで走行、スピード違反動画アップした運転者を逮捕 /京畿道・抱川
【NEWSIS】制限速度時速70キロメートルの道路を時速160キロメートル以上で走る動画を動画共有サイト「ユーチューブ」に掲載したオートバイ運転者らが警察の追跡により捕まった。警察がユーチューブ動画を追跡捜査して摘発したのは韓国で初の事例だ。
ユーチューブの「大韓民国警察庁」チャンネルには4日、「このままでは事故になります! 命がけの疾走の末、とうとう…」というタイトルの動画がアップロードされた。
警察は今年5月、国道47号線を含む京畿道抱川管内の道路で、スピード違反によるオートバイ死亡事故が相次いで発生したため、集中取り締まりに乗り出した。
その後、警察はユーチューブで「抱川(ポチョン)アウトバーン」「ポウトバーン」というタイトルで、時速200キロメートル前後で走行するオートバイの動画が多数掲載されているのを確認した。違反速度は遅くても時速166キロメートル、最も速くて時速237キロメートルに達していた。
警察はユーチューブに掲載された動画を詳しく分析し、オートバイの車種や番号などを割り出した上で、全国で登録されている同一車種のオートバイ所有者の情報を確認し、運転者を割り出した。
普通、スピード違反をした運転者はほとんどが無人取り締まり機や覆面パトカーで摘発されるが、警察がこのようにユーチューブに掲載された動画を追跡捜査して摘発したのは韓国で初めてだ。
京畿道抱川警察署は今年8月、道路交通法違反容疑で20-40代の男12人を摘発し、このうち9人を検察に送致したことを発表した。
送検された9人のうち2人は免許取り消し処分と同停止処分も受けた。
警察関係者は「スピード違反は他のドライバーに深刻な脅威と人命被害をもたらしかねない。必ず規定の速度を守り、安全に走行してほしい」と呼びかけた。
イ・ウンジェ記者