【ブリュッセル聯合ニュース】欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は4日、聯合ニュースの書面インタビューに答えた。訪韓に合わせて韓国にウクライナへの軍事支援を要請する計画があるかとの質問に対し、「可能であれば軍事援助を含む全ての側面からウクライナに対する持続的な支援を保障すべきだ」との考えを示した。

 ボレル氏は「ウクライナに最も広範囲な支援を保障するための努力を追加で調整できる方法を(韓国と)議論することに関心がある」と述べた。

 北朝鮮軍のロシア派兵については「ウクライナ侵略戦争が激化することを示すもので、欧州のみならず北東アジアの安定も脅かす」と指摘した。

 韓国とEUがこの日締結した「安全保障・国防パートナーシップ」に関してはサイバー、宇宙、情報操作・介入への対応など多様な分野で協力が可能になると期待した。また、韓国・EU戦略対話の発足は「地政学・安保関連事案において双方の関係を強化する新たな章を開くもの」と評価した。

 スペイン出身で2019年に就任したボレル氏は対ロシア強硬派として知られる。任期中に韓国メディアとのインタビューに応じたのは初めて。同氏は来月退任する。

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