【ワシントン聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官と金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官、米国のブリンケン国務長官とオースティン国防長官は先月31日(現地時間)、米ワシントンで外交・国防閣僚協議(2プラス2)を開催した。

 協議後の共同記者会見で、趙氏と金氏は「北の完全な非核化という目標を再確認した」と述べた。

 一方、前日に米国防総省で開かれた韓米定例安保協議(SCM)後に発表された共同声明には「非核化」という表現が含まれなかった。共同声明から非核化に関する文言が消えたのは2015年以来9年ぶり。

 これに対し、趙氏と金氏は非核化が変わらぬ目標であることを強調するためにこのように言及したと分析される。ブリンケン氏とオースティン氏は冒頭発言で北朝鮮のロシア派兵などを取り上げたが、非核化という言葉は使わなかった。

 ブリンケン氏は報道陣との質疑応答で「非核化のために関与する計画はあるか」と問われると「われわれの政策は維持される。それは朝鮮半島の完全な非核化」と述べた。

 非核化については言及したものの、北朝鮮だけではなく朝鮮半島と述べ、韓国側とは対象範囲に違いがあった。

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