▲写真左から、釜山施設公団女子ハンドボールチーム所属のキム・ダヨン選手(レフトバック=LB)、シン・ジンミ選手(センターバック=CB)、チョン・ガヒ選手(レフトウィング=LW)。写真=釜山施設公団

 釜山施設公団女子ハンドボールチームの選手3人が転覆した車の中から運転者を救出していたことが分かった。釜山施設公団が10月29日に明らかにした。

 同公団によると、先月11日午後1時30分ごろ、慶尚南道梁山市内のある道路で、車が転覆する事故が発生したという。この車の運転者は不注意でガードレールに衝突して転覆事故を起こした。

 運転者が転覆した車に閉じ込められて身動きが取れない状況に陥ったため、近くを車で通りかかった同公団女子ハンドボールチーム所属のキム・ダヨン選手(レフトバック=LB)、シン・ジンミ選手(センターバック=CB)、チョン・ガヒ選手(レフトウィング=LW)が救助に当たった。自分たちの車で道路をふさいで安全措置を取った後、車に閉じ込められた運転者を外に引きずり出した。3選手は近くの宿舎から外出しようとしていたところ、偶然事故現場を目撃したという。

 選手たちは運転者の体の状態などを確認した後、こつぜんと消えたとのことだ。

 選手たちの救出劇は、事故から2週間後に事故当事者が公団に直接電話をかけて謝意を伝えたことから明らかになったという。この運転者は「公団所属の3選手のおかげで命拾いした。3選手がいなかったら私がここにいなかっただろう」と言った。

 キム・ダヨン選手は「宿舎の近くを車で走っていた時、偶然現場を目撃することになったが、そのまま通り過ぎることはできなかった。事故現場で無事に運転者を救助することができて本当に良かった」と語った。

パク・ソンミン記者

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