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韓国の退役軍人団体 北朝鮮によるロシア派兵を非難
【ソウル聯合ニュース】韓国の退役軍人らによる複数の団体が28日、ソウル都心で相次いで集会を開き、北朝鮮のロシア派兵を非難した。
退役軍人らによる親睦団体、大韓民国在郷軍人会の約150人はこの日、ロシア大使館前で集会を開き、ロシアが北朝鮮軍を銃弾の盾として利用し、その命の代価を金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)に支払っているなどと非難した。
またこのような行為は韓国とロシアが国交正常化以来約34年にわたり築いてきた友好関係を破壊する極めて非常識なものであり、世界戦争を引き起こす恐れがあると指摘した。
そのうえで、「ロシアは事態の深刻性を自覚し、北の軍の派兵を直ちに中止して地域内の平和はもちろん地球の平和定着に積極的に乗り出さなければならない」と促した。
大韓民国在郷軍人会のシン・サンテ会長は「北が中国を信じて朝鮮戦争を起こしたように、ロシアの支援を信じて再び軽挙妄動する可能性がある」とし、ロシア派兵は他の挑発よりも朝鮮半島の安全保障情勢を根本的に変える衝撃的な事件などと懸念を示した。
同団体は記者会見後、このような内容を盛り込んだ抗議の書簡をロシア大使館に伝えた。
ベトナム戦争に参戦した元軍人らでつくる大韓民国越南戦参戦者会もこの日、ソウル市内で集会を開き、「無謀な派兵を直ちに中止し、兵力を直ちに撤収せよ」と北朝鮮に促した。
集会には警察発表で約1000人、主催者発表で約2000人が参加し、参加者らは北朝鮮軍の撤退やロシアのウクライナ侵攻の中止を求めた。