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金正恩総書記の最側近キム・ヨンボク氏がロシア入国…「暴風軍団」出身、派兵部隊の総括指揮官に就任か
【TV朝鮮】(アンカー)北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が派兵軍指揮のため軍部の最側近をロシアに送り込んだことが分かりました。この側近は朝鮮人民軍のキム・ヨンボク副総参謀長と伝えられています。キム副参謀長は特殊部隊の作戦と指揮分野のトップのようです。これが何を意味するか、チェ・ジョンスン記者がお伝えします。
(記者リポート)
今年3月に金正恩総書記が主要作戦訓練基地を現地指導した時の様子です。
「実戦形式の厳しい訓練」を強調する金正恩総書記のすぐ横で指示を受けているのはキム・ヨンボク副総参謀長です。
日本の共同通信は派兵された北朝鮮軍の総責任者としてキム・ヨンボクがロシアに入国したと報じました。
「暴風軍団」と呼ばれる第11軍団の特殊部隊兵士らの現地での指揮官とみられますが、過去に暴風軍団を指揮した経験を考慮したものとみられます。
朝鮮中央テレビ(2016年)
「(金正恩総書記が)特殊作戦部隊戦闘員らの戦闘訓練を指導されました。第11軍団長の陸軍少将キム・ヨンボク同志が出迎えました」
キム・ヨンボクは先月洪水被害が出た地域の現地指導、さらに今月初めの実弾射撃訓練に至るまで、金正恩総書記に随行しています。
杜真浩(トゥ・ジンホ)/韓国国防研究院国際戦略研究室長
「最も信頼する将軍を派遣部隊の司令官にしたようです。事実上ロシア軍との連合司令部を共同で立ち上げ、北朝鮮軍を指揮するものとみられます」
キム・ヨンボクの現地指揮官としての比重と役割に従い、今後北朝鮮が独自で作戦を行う可能性も浮上しています。
平原が多い戦場の特性から、北朝鮮の特殊作戦軍が戦闘の主力になるのは難しいでしょうが、ウクライナ軍の退路遮断やゲリラ戦などの任務に投入される可能性が考えられます。TV朝鮮、チェ・ジョンスンがお伝えしました。
(2024年10月27日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)