【ニューヨーク聯合ニュース】国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障)が24日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開かれ、北朝鮮国連代表部の関係者は韓国や欧州などが北朝鮮とロシアの武器取引を批判したことについて、「根拠のないうわさにすぎない」として、ロシアへの武器供与を改めて否定した。

 この関係者は「ウクライナが西側からより多くの武器と財政支援を受け、政治権力を維持しようとしている」とも主張した。

 韓国の国連代表部関係者は「北とロシアの全ての違法な軍事協力は明白に非難されるべきだ」として、「北とロシアは国際義務違反を直ちにやめるべきだ」と強調。ウクライナの国連代表部関係者は「ロシアはウクライナ侵略戦争に使うため、安全保障理事会決議に反し北朝鮮から武器と弾薬、その他の軍事装備を調達した」と主張した。また、対北朝鮮制裁の履行状況を監視してきた安保理の専門家パネルの任期延長案にロシアが拒否案を行使し活動が停止したことに言及し、「北朝鮮との軍事・技術協力を隠す意図だった」と批判した。

 北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアを支援するため兵士を派遣し、国際社会で安全保障上の危機が高まっているなか、国連では韓国を含む西側と北朝鮮の舌戦が繰り広げられている。前日には化学兵器禁止に関して議論された国連総会第1委員会で、韓国側が北朝鮮に化学兵器禁止条約(CWC)への加盟を求めたのに対し、北朝鮮側は条約への加盟は主権国家が判断する問題と反発した。

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