ソウルの弘大エリア(麻浦区)や狎鴎亭(江南区)などの繁華街で、裸に段ボールをかぶっただけの姿で歩いたとして公然わいせつ罪で起訴された女が、違法薬物を購入した罪でも裁判を受けていることが分かった。

 韓国法曹界が24日、明らかにした。それによると、ソウル中央地裁は24日、麻薬類管理に関する法律違反で裁判を受けているA被告に対する2回目の公判を開いた。次回の公判は11月12日に予定されている。

 A被告はメッセージアプリのテレグラムを通じて接触した売人から、麻薬類に分類されるケタミンを複数回にわたって購入したとして、今年6月に起訴されていたことが分かった。

 A被告は昨年9-10月、ソウルの弘大エリアと狎鴎亭一帯で通行人に対し、自分がかぶっている段ボールの中に手を入れて体を触るようそそのかしたとして、公然わいせつの罪でも裁判を受けている。

 A被告側は先月の初公判で「事実関係は認めるが、当時被告の外見、露出した体の部位、露出の程度、行為の動機などを総合的に考えた場合、わいせつな行為とは見なせない」として罪状を否認した。

 A被告の公然わいせつ罪の結審公判は24日に行われる。

 A被告はセクシー女優兼モデルとして活動し、かつてメディアとのインタビューで「裸に段ボール」のパフォーマンスを行ったことについて「男性が上半身を脱いでも何も言われないのに、女性が脱ぐと処罰を受けるのはおかしいと思う。こうした問題を打ち破る一種のパフォーマンスアート」と話していた。

 A被告は「所属事務所の代表が『韓国の旧態依然の性文化を打ち破る面白いパフォーマンスをしてみたらどうか』と提案してきたので、面白そうだと考えた。公然わいせつ罪だとは考えていない。触るところが見えないのに、なぜ公然わいせつ罪になるのか」と反発した。

オ・ウンソン記者

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