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李在明氏の妻に再び罰金刑求刑 大統領選予備選に絡み食事提供=韓国検察
【水原聯合ニュース】公職選挙法違反の罪に問われ在宅起訴された韓国最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表の妻、キム・ヘギョン被告の2回目の論告求刑公判が24日、水原地裁であった。検察側は「有力政治家を金で買収しようとした犯行で、金額と関係なく罪質が重い」とし罰金300万ウォン(約33万円)を求刑した。
キム被告は、夫の李氏が共に民主党の大統領選候補を決める予備選への出馬を表明した後の2021年8月、ソウル市内の飲食店で共に民主党の元職や現職の国会議員の妻3人と自身の運転手、随行員3人に計10万4000ウォン相当の食事を提供したとして、公職選挙法(寄付の禁止)違反で在宅起訴された。検察は今年7月、論告求刑公判で罰金300万ウォンを求刑。地裁は8月13日に判決公判を開く予定だったが、前日の12日に裁判所の職権で弁論を再開し、追加で審理を行った。
この日の公判で検察側はキム被告の秘書が被告の指示なしに会計をするはずがないと強調。キム被告が自身の潔白を示す資料も出さず、秘書に責任を転嫁し、反省もしていないと指摘した。
キム被告は、自身は犯行に関与しておらず、秘書に会計の指示もしていないが、疑われる状況であるのは理解できるとし、「今後は政治家の妻として小さな事件も作らない。私をサポートする方々に対しても慎重に行動する」と述べた。
判決は来月14日に言い渡される。