【ソウル聯合ニュース】国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しで、韓国の1人当たり国内総生産(GDP)が昨年に続き今年も日本と台湾を上回ると見込んだ。

 韓国銀行(中央銀行)などによると、IMFは今年の韓国の1人当たりGDPが昨年比1.6%増の3万6132ドル(約550万円)になると見通した。韓国の1人当たりGDPは2021年の3万7518ドルから22年には3万4822ドルに減少したが、昨年に増加に転じた。

 今年の日本の1人当たりGDP予測は3万2859ドルと昨年比で3.1%減少し、韓国との差が拡大する見込みだ。台湾は2.6%増の3万3234ドルで、日本を上回ると見通した。

 来年は韓国と日本、台湾の差が今年よりは縮小すると予想した。来年の1人当たりGDP予測は韓国が3万7675ドルで、日本(3万3234ドル)より2064ドル、台湾(3万2859ドル)より2751ドル多い。

 IMFは韓国の1人当たりGDPが27年に初めて4万ドルを突破すると予想した。

 韓国銀行の関係者は「円安の影響で日本の1人当たりGDPが低くなった」とし、「日本の低成長の流れも考慮されたと思う」と述べた。

 IMFは今年と来年の韓国の経済成長率をそれぞれ2.5%、2.2%とした。日本は0.3%と1.1%、台湾は3.7%と2.7%と予測した。

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