【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が爆破し韓国とのつながりを遮断した東部の東海線の陸路で、防壁の構造物を設置する作業を行っていることが韓国軍の監視装備などで確認された。韓国軍が24日、明らかにした。

 北朝鮮は15日に韓国とつながる鉄道と道路の一部を爆破し、残骸を撤去して地ならしする作業を続けてきた。

 最近は構造物の骨組み部分の設置が始まり、今後はコンクリートを打設し防壁を建設する作業を行うとみられる。北朝鮮が4月から南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)の北側で行ってきた防壁設置作業の一環とみられる。防壁は戦車の移動や兵士・住民の脱北を防ぐ用途とみられる。

 韓国軍の消息筋は西部の京義線ではまだ構造物を設置する動きがないとしながらも、近く作業を開始するとの見通しを示した。

 北朝鮮軍総参謀部は9日、韓国につながる道路と鉄道を完全に遮断し、防御用の構造物で要塞化する工事を同日から行うと表明していた。

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