【TV朝鮮】(アンカー)

 野党・共に民主党は国会法制司法委員会を活用し、4件の裁判が進行中の李在明(イ・ジェミョン)同党代表の擁護に乗り出しています。李代表の裁判が開かれる地方裁判所長には「裁判長担当者が間違っている」と問題を指摘するなど、圧力を強めています。最終的にソウル高等裁判所長が「これでは誰が裁判官をやりたいと思うか」と慨嘆する事態にまで至りました。チョン・ジュンヨン記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 李在明代表が大庄洞裁判のため瑞草洞のソウル中央地裁に出頭します。

 李在明/共に民主党代表

 「(今日の裁判には国政監査を前に出席されますが、一言お願いします)…」

 同じ時刻に汝矣島の国会で共に民主党は李代表の北朝鮮送金事件の裁判長変更が拒否されたことを受け、水原地方裁判所長に圧力を加えました。

 全賢姫(チョン・ヒョンヒ)/共に民主党議員(法制司法委員会)

 「(申晋于〈シン・ジンウ〉部長判事は)すでに予断を持っているので、裁判を担当するのは適切ではない」

 キム・セユン/水原地方裁判所長

 「共犯の裁判を担当したという理由で特定の裁判長を配当から除外すれば、逆に配当の公正性に対して誤解を…」

 与党は裁判への介入と批判しています。

 柳相範(ユ・サンボム)/国民の力

 「裁判所長の立場からはこれが裁判の訴追に関与する目的と感じられますか? 感じられませんか?」

 李代表支持者が北朝鮮送金事件の裁判長弾劾を推進していることに裁判所長も嘆息しています。

 ユン・ジュン/ソウル高等裁判所長

 「何度もあれこれと圧力と映るような行動を取るなら、誰が裁判官をやろうと考えますか?」

 与党は来月の李代表の一審判決に対してライブ中継を呼びかけることで司法リスクを強調しています。TV朝鮮、チョン・ジュンヨンがお伝えしました。

(2024年10月22日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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