【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が戦略ミサイル基地を視察したと報じたうえで、「発射関連施設の能力など国家の安全に直結する戦略的抑止力の稼働準備態勢を点検した」と伝えた。日付は明らかにしなかった。

 北朝鮮の戦略ミサイルは準中距離弾道ミサイル(MRBM、射程1000~3000キロ)の「北極星2」、中距離弾道ミサイル(IRBM、射程3000~5500キロ)、大陸間弾道ミサイル(ICBM、射程5500キロ以上)の「火星18」などがある。

 金氏は戦略ミサイルを「戦争抑止力の中枢を担う重要能力」として、「戦略ミサイル武力を優先し武力全般を現代化することは、わが党が一貫して堅持している国防建設戦略の重要原則」と強調。「何度も強調したが、米国の戦略的核手段が朝鮮民主主義人民共和国の安全環境に与える脅威は日増しに高まっている」とし、「われわれの戦争抑止力をより確実に高め、核武力の徹底した対応態勢を厳格に整えることを切実に求めている」と述べた。

 また、「戦略ミサイル基地をさらに現代化、要塞化し、すべての基地がさまざまな状況下でも任意の時刻に迅速に敵に戦略的反撃を加えることができるよう徹底した対応態勢を維持することに万全を期す」ことを強調したという。

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