【ソウル聯合ニュース】ロシアのウクライナ侵攻の状況を伝える交流サイト(SNS)に、北朝鮮国旗の「人共旗」がロシア国旗と並んで掲げられている写真が掲載され、北朝鮮軍が実際に派兵された証拠となるか注目が集まっている。

 通信アプリ「テレグラム」の親ロシア派アカウント「Z作戦―ロシア春の軍事特派員」は21日、ロシアと北朝鮮の国旗が共に掲げられた写真を投稿した。「北朝鮮国旗がこのほど解放されたツクリノ近郊の(東部ドネツク州)ポクロフスク戦線にある鉱山の廃石の上に掲揚された」として、「われわれ戦闘員の行動は敵に大きな混乱をもたらした」と伝えた。

 「敵に大きな混乱をもたらした」理由は説明していないが、北朝鮮軍がいないにもかかわらず、いるように見せかけたという意味とも考えられる。

 だが、人共旗が掲げられたポクロフスク戦線は、北朝鮮軍が既に派遣されて活動していると推定される地域であることから、実際に北朝鮮軍がいる可能性もないとはいえない。

 ウクライナの英字紙キーウ・ポストは今月初め、ウクライナ軍のミサイル攻撃によりドネツク州付近で北朝鮮軍の将校6人が死亡したと報じた。韓国情報機関の国家情報院は18日、ドネツク州付近で北朝鮮兵とみられる人物がロシア軍と共に写った写真を公開した。

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