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開戦以来ロシア兵士500人超を射殺 ウクライナ軍の29歳ドローン操縦士が死亡
戦争が始まってから1人で500人以上のロシア軍兵士を射殺したウクライナ軍のドローン操縦士が死亡した。
ウクライナ軍第68特殊戦旅団は19日(現地時間)、フェイスブックを通じてドローン操縦士のビクトル・ステルマフさん(コールサイン、サバ)が29歳の若さで死亡したことを明らかにした。同旅団は「ステルマフは開戦直後から国の防衛に従事した。歩兵から始まり、その後はドローンの操縦を担ってきた」「ドローン部隊創設にも大きく貢献し、その過程で隊員らの訓練も行った」と説明した。ただ具体的な死亡原因については明らかにしていない。
旅団司令官のアンドレイ・オニストラト氏も「英雄を失った。彼は最高の操縦士だった。われわれは共に数十の作戦を成功させ、彼は戦争に対する真の渇きを感じていた」「本当に勇敢な愛国者だった。1人で500人以上の敵を倒した」とコメントした。オニストラト氏はさらに「私は彼を誰かに紹介するたびに『もし誰もがサバのように戦っていれば、われわれはずっと前から勝利していただろう』とよく語っていた」とも述べた。
ステルマフさんは昨年9月にクピャンスクからリマン周辺の防衛線でウクライナ軍がロシアの攻撃を防いだ時の動画に登場した。当時ステルマフさんが所属していた第68旅団はルハンシクでロシア軍の撃退に成功した。第68旅団は戦争が始まった直後に創設された部隊で、豊富な戦闘経験を持つ退役軍人、猟師、林業従事者など関係する専門知識を持つ民間人で構成されていた。
ムン・ジヨン記者