【TV朝鮮】（アンカー）文在寅（ムン・ジェイン）前大統領の娘で、飲酒運転事故を起こして立件されたダヘ氏に対し、違法に宿泊業を営んでいたとの疑惑まで浮上し、警察が捜査に着手しました。私たちの取材の結果、ダヘ氏は民泊施設予約サイトのアカウントで自らを「専業ホスト（空き部屋の提供・運営者）」と名乗り、この5年間にわたり賃貸業の実績を積み、ゲスト（利用者）のレビューだけで130件を超えることが確認されました。チョン・ジョンウォン記者が独自取材しました。

　（記者リポート）

　民泊施設予約サイト「Airbnb（エアビーアンドビー）」に公開されたムン・ダヘ氏のアカウントです。

　自身の職業を「チプスニ（外出するより家にいるのが好きな女性）」で、「ソウルの専業ホスト」と紹介し、ソウル市永登浦区のオフィステル（住居兼用オフィス）と済州島の別荘の2カ所の写真を数枚掲載してゲストを募っています。

　これらの物件に滞在したゲストたちは、2020年から最近までに134件のレビューを残しました。

　レビューは「広くて地下鉄の駅から近いので絶対お勧め」「美しい海の景色を目の前で見ることができる」などおおむね好評で、ダヘ氏は5点満点で4.8点以上の評点をとらなければならない「スーパーホスト」に認定されています。

　ところが、ダヘ氏の済州島の家について、済州市では「未申告の違法宿泊業」に当たるとの疑惑があるとして、地元警察署に捜査を依頼しました。

　ソウル市永登浦区のオフィステルについても「違法宿泊業の疑惑があるので捜査してほしい」という苦情が「国民申聞鼓」（国民権益委員会が運営するオンライン請願窓口）に届けられています。

　（近隣住民）

　「（住んでいる人が）いろいろ変わって…。短期間にいろいろ変わる、そういう人たちによく会います」

　ダヘ氏のアカウントは現在予約を受け付けておらず、宿泊先関連の写真もすべて非公開になっています。

　違法宿泊業疑惑について、ダヘ氏は見解を述べていません。TV朝鮮、チョン・ジョンウォンがお伝えしました。

（2024年10月20日放送　TV朝鮮『ニュース7』より）