▲TV朝鮮の報道画面より

【TV朝鮮】(アンカー)北朝鮮軍のロシア派兵ニュースの続編です。ロシアに送られたとみられる北朝鮮の軍人らが補給を受けている映像に続き、今回は軍服のサイズ記載を求めるハングルの質問紙が公開されました。これもウクライナ当局が公開したものです。北朝鮮兵士らがロシア軍にとってプラスになるかは専門家の間でも意見が分かれています。ピョン・ジェヨン記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 北朝鮮の軍人たちに配布された質問紙です。ハングルとロシア語が並んで記載されています。

 「朝鮮式サイズ」という北朝鮮式の表記が目につきますが、帽子と軍服のサイズを北朝鮮軍兵士らに合わせて記載を求めたものとみられます。

 北朝鮮軍兵士らのサイズに合った軍服を支給するためロシアが作成した文書のようです。ウクライナ当局の説明です。

 ウクライナの情報機関は数千人の北朝鮮軍兵士がロシア本土のクルスクに優先的に派遣される時期を来月1日と予想しています。

 北朝鮮軍が実戦に投入された場合、ロシアにとってプラスになるかどうかは専門家の間でも意見が分かれています。

 長期の戦争で兵力不足に苦しむロシア軍が息を吹き返すとの見方がまずは有力です。

 セドリック・レイトン/米軍事専門家

 「ロシアは北朝鮮雇い兵により軍の兵力不足を解決する考えです」

 これに対してロシア国内の複数の軍事専門家は「北朝鮮軍は戦闘経験が少ないため、決定的なプラスの影響は出にくい」と予想しています。

 北朝鮮とロシアとの関係はすでに血盟レベルに進化した状況。

 ジェイク・オーキンクロス/米民主党下院議員

 「ロシアと北朝鮮は共に世界秩序を新たに構築し、西側諸国と対峙(たいじ)する意図があります」

 北朝鮮とロシアは公式の立場は表明しておらず、今も沈黙を守っています。TV朝鮮、ピョン・ジェヨンがお伝えしました。

(2024年10月20日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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