▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】慶尚南道金海市で開催された全国体育大会のハーフマラソンで、競技中の選手が70代のドライバーの運転する車にひかれるという事故が発生した。韓国MBC が15日、報じた。

 報道によると、同日午前11時30分ごろ、金海市内の道路で70代のドライバーが運転する車がハーフマラソン出場中の20代の選手にぶつかった。

 公開された監視カメラの映像を見ると、道路の2車線に注意を促す三角コーンが置かれていて、選手が道路を走っている。

 ところが1台の車が突然方向を変えて、通行禁止の車線に入り、前方を走っていた選手にそのままぶつかった。選手は衝撃で後ろに倒れ、足首をつかんだまま起き上がれなかった。

 事故当時、現場の道路は3車線のうち2車線がハーフマラソンの走路として使われ、車の進入が禁止されていた。70代のドライバーは、外側の車線を走行するよう促す競技進行スタッフの指示を勘違いし、事故を起こしたことが分かった。この事故で選手は左脚の脛骨を骨折し、病院で治療を受けている。

 ドライバーは警察の取り調べに対し、「選手を見つけたが車を停止させる余裕がなかった」と話しているという。

 警察は車のブラックボックス映像や目撃者の証言などを基に、正確な事故の経緯を調べている。

ファン・ソジョン記者

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