社会総合
韓国 きょうのニュース(10月16日)
◇再・補欠選挙実施 4カ所の自治体首長とソウル市教育監選出へ
韓国で16日、4カ所の自治体(釜山市金井区、仁川市江華郡、全羅南道霊光郡、同道谷城郡)の首長とソウル市教育監(教育庁トップ)を選ぶ再・補欠選挙が行われている。投票は午後8時までで、即日開票される。
◇軍制服組トップが訪米取りやめ 北朝鮮の南北連結道路爆破で
韓国軍制服組トップの金明秀(キム・ミョンス)合同参謀本部議長が、北朝鮮による南北連結道路の爆破など安全保障上の状況を考慮して米国訪問を取りやめたことが分かった。複数の軍関係筋によると、金氏は米国側と高官級協議を行うため前日に出国する予定だったが、直接出席する代わりにテレビ会議に変更することを決めた。
◇高齢者24%「財産自分で使う」 相続巡る意識に変化
保健福祉部が発表した高齢者の実態調査の結果によると、財産の相続方法について「自分と配偶者のために使う」と答えた人が24.2%に上った一方、「長男に多く相続させる」との回答は6.5%にとどまった。保健福祉部の関係者は、財産相続に対する価値観の変化が表れているとして「ベビーブーム世代が高齢者になり、財産を相続させるより自分で使って子どもに負担をかけないようにしようという考えを持っているとみられる」と説明した。
◇検察が統一部を家宅捜索 文前政権の訪朝チャーター機選定疑惑で
全州地検は、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘の元夫が格安航空会社(LCC)のイースター航空の創業者、李相稷(イ・サンジク)前国会議員が設立したタイ系LCCの役員に就任した際の疑惑に絡み、2018年に韓国芸術団の訪朝にイースター航空のチャーター機が使われたことについて統一部を家宅捜索していると明らかにした。検察は李氏が文前大統領の娘の元夫を採用する見返りとして政府系機関・中小ベンチャー企業振興公団の理事長に就任したとみている。
◇士官学校で自主退学急増 養成費用返還も検討へ
陸・海・空軍の士官学校を自主退学する生徒の数が3年間で3倍に増加し、国防部は生徒に養成費用を返還させる方策を検討している。国会国防委員会所属の姜大植(カン・デシク)議員(与党「国民の力」)が国防部と陸・海・空軍士官学校から提出を受けた資料によると、士官学校を自主退学した生徒の数は2020年の40人から昨年には120人に急増した。自主退学する生徒が大幅に増え、初級将校の人材不足や在学生の士気低下とともに、生徒養成に投入された国庫の損失に対する懸念が高まっている。
◇サッカー元韓国代表・黄義助に懲役4年求刑 性交渉を違法撮影
性交渉の相手を違法に撮影した罪に問われたサッカー元韓国代表の黄義助(ファン・ウィジョ)選手の初公判がソウル中央地裁で開かれ、黄氏は起訴内容を全て認めた。検察側は黄氏に懲役4年を求刑し、即日結審した。判決は12月18日に言い渡される。黄氏は22年6~9月にかけ、4回にわたり相手の同意なしに性交渉の映像を撮影した罪で起訴された。