◇北朝鮮 南北連結道路の爆破準備

 軍消息筋は14日、北朝鮮が南北をつなぐ鉄道の京義線と東海線付近で南北連結道路を爆破するためとみられる活動を行っていると明らかにした。「軍は北の活動を注視しており、将兵と国民の安全保護措置を講じる作戦を遂行している」と述べた。北朝鮮軍総参謀部は9日、韓国につながる道路と鉄道を完全に遮断し、防御用の構造物で要塞化する工事を同日から行うと表明。また、偶発的衝突を防止するため、米軍側に電話通知文を送ったと明らかにしていた。

◇北朝鮮の無人機侵入主張は「体制結集のため」 統一部

 統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官は定例会見で、北朝鮮が韓国の無人機が平壌上空に侵入したと主張していることについて、「北はこれまで脆弱(ぜいじゃく)な体制内部を結集し、住民を統制するため危機と緊張を高めて活用してきた」として、「突然の無人機騒動も似たような意図があると思う」と述べた。北朝鮮が主張しているように、今月3日と9日、10日に北朝鮮に向けて北朝鮮体制を批判するビラを散布した民間団体があるかや北朝鮮に無人機を飛ばしてビラをばらまく団体があるかについては、「北の主張にいちいち対応し、事実関係を公表することは適切ではない」と述べるにとどめた。

◇20~30代で結婚・出産望む人増加 少子化解決の糸口になるか

 少子高齢化政策を統括する大統領直属の「低出産高齢社会委員会」は14日、8月31日から9月7日にかけ25~49歳の男女2592人を対象に行った結婚、出産、育児に関する意識調査の結果を発表した。3月の調査に比べ20代と30代で結婚や出産を望む人の割合が増え、政府の少子化対策の効果が少しずつ出始めているとの分析が出ており、問題解決の糸口を見いだすことができるか注目される。調査の結果、未婚者の65.4%は「結婚を具体的に計画している、またはいつか結婚したい」と回答し、3月の調査(61.0%)より4.4ポイント高くなった。子どもを持つことに対する肯定的な認識も男女共に拡大した。特に25~29歳の女性は48.1%で、3月(34.4%)より13.7ポイント上がった。回答者全体では68.2%が子どもが必要だと回答し、3月(61.1%)より7.1ポイント高くなった。

◇ノーベル文学賞の韓江氏 会見・インタビュー固辞

 ノーベル文学賞受賞が決定した韓国の女性作家、韓江(ハン・ガン)さんは10日の受賞発表から一切メディアに露出しておらず、今後の活動に関心が集まっている。韓さんの作品を出版した韓国の出版社は受賞記念記者会見を合同で行う準備を進めていたが、本人が固辞したため会見は行われないことになった。これに先立ち、韓さんの父親で小説家の韓勝源(ハン・スンウォン)さんは11日、「ロシア、ウクライナやイスラエル、パレスチナで戦争が激化し、毎日遺体が運ばれていくのに何を祝うのかと、記者会見をしないことにしたそうだ」と明かしていた。

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