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「ノーベル賞旋風」 韓江氏小説の図書館貸出数が442ランク上昇=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国人として初めてノーベル文学賞受賞が決定した女性作家、韓江(ハン・ガン)さんの著書の図書館での貸出が急増している。韓国国立中央図書館が運営する図書館ビッグデータ分析プラットフォームによると、韓さんが2021年に発表した長編小説「別れを告げない」は13日の時点で貸出数急上昇図書の1位にランクインした。
全国の公共図書館約1000館の貸出状況を集計した結果、同書の先月30日から今月6日までの1週間の順位は445位だったが、7~13日には442ランク上昇し、3位に浮上した。
ノーベル文学賞の受賞者が発表された10日以降に貸出数が大幅に増加したとみられる。
韓さんの代表作として挙げられる「少年が来る」も全国で貸出が相次ぎ、週間順位は178位から2位に急上昇した。
16年に英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門「ブッカー国際賞」を受賞し、世界的に関心を集めた「菜食主義者」は166ランク上昇し、週間貸出数1位を記録した。
教保文庫、イエス24などの大手書店によると、韓さんの主要作品はノーベル文学賞受賞者の発表から13日午後2時までに約53万部が売れた。韓国文学の歴史を塗り替えた韓さんに対する関心は世界中へ広がっており、海外の主要書店でも売り切れが相次いでいる。
韓さんの本を読むため、週末に図書館を訪れたという市民は「ノーベル文学賞作家の本を自国語で読めるのは光栄」と話した。