▲ソウル江南警察署/news1

 ソウル市江南区狎鴎亭洞で深夜に酒に酔い、全裸で窃盗騒ぎを起こした容疑者が、かつて竜仁市議会の最年少議員だった人物(33)であることが分かった。ソウル江南警察署は今月8日、この元市議を夜間建造物侵入窃盗容疑で送検した。

 元市議は今年4月6日未明、ソウル市江南区狎鴎亭洞にある医療関係のビルに侵入し、オフィスにあったスマートフォンを盗んだ疑いがある。

 警察によると、当時この元市議は酒にひどく酔い、何も着ない全裸の状態でビルに入った。ただしビルの外には出ず、また中には誰もいなかったため警察は公然わいせつ容疑は適用しなかったという。

 当時警察は「誰かが裸でビルの中をうろついている。麻薬をしているようだ」との通報を受けて出動し、元市議に対して簡易麻薬検査を行ったところ陰性だった。その後近隣の派出所で聴取を行い帰宅させた。聴取の際に元市議は「酒に酔って何も覚えていない」と陳述した。

 元市議は本紙の取材に「あの日は酒を飲んでから帰宅中で、病院を自宅と間違えて中に入った」「自宅だと思って服を脱ぎ、スマートフォンを手にした」と説明した。

 元市議は2016年に共に民主党の表蒼園(ピョ・チャンウォン)元議員の選挙区事務所でインターン秘書として採用され政界に入った。その後2018年の統一地方選挙では最年少で竜仁市議会議員に当選し、2021年には共に民主党の党代表選にも出馬した。2022年の統一地方選挙では不出馬を宣言し、現在京畿道議会で特別職公務員として勤務している。

チャン・ユン記者、アン・ジュンヒョン記者

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