▲イラスト=UTOIMAGE

 帰宅ラッシュで渋滞していた釜山市内で、出血して痛みを訴えていた妊婦が警察の助けによって病院に到着し、治療を受けていたことが分かった。

 今月7日、釜山警察の公式ユーチューブチャンネルでは「機動パトロール隊の車に駆け寄る1人の女性」と題する動画が公開された。

 動画によると、先月12日午後7時20分ごろ、釜山市東区の釜山駅近くで勤務中だった機動パトロール隊の車両の前に、1台の車がハザーランプを点灯させて停車した。

 すると、運転席から30代の妊婦が降りてきて、警察の車に焦った様子で向かってきた。事情を聴いたところ、妊婦は妊娠13週で、突然下腹部に痛みが起きて出血し、病院に向かう途中に警察車両を見つけて助けを求めたのだった。

 妊婦のかかりつけの病院は遠い所にあった。そのため警察は救急処置が可能な最も近い病院を探して妊婦を搬送した。

 当時は帰宅ラッシュで渋滞がひどく、釜山駅から病院まで普通に行けば30分以上かかるところを、迅速な移動によって15分で到着することができた。

 警察の対応のおかげで妊婦は手遅れにならずに救急診療を受けることができた。現在、妊婦と胎児は健康状態に異常はないという。

 妊婦の夫はその後「警察の迅速な対応によって大切な命が救われた」と警察に感謝の言葉を伝えたという。

 このエピソードが伝わると、インターネットでは「命を助ける素晴らしいことをした警察官たちに福が訪れますように」「素晴らしい警察と賢い妊婦だ」「警察官の皆さん、かっこいい」などの反応が見られた。

チョン・アイム記者

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