▲イラスト=UTOIMAGE

 米国西部シアトルを出発したトルコ航空の旅客機内で機長が死亡し、旅客機が東部ニューヨークに緊急着陸していたことが分かった。乗客らは全員無事だったという。

 米CNNなどが9日(現地時間)に報じたところによると、トルコ航空側は声明で、8日夜にシアトルを出発した同航空TK204便のイルチェヒン・ペフリバン機長(59)が離陸後に意識を失ったと明らかにした。

 機内の乗務員らが救急処置を施したが機長の意識は戻らなかったという。副操縦士が緊急着陸を決定したが、着陸前に機長は息を引き取った。

 旅客機は離陸から8時間後の午前5時57分(米東部時間)ごろニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に着陸した。

 トルコ航空側は、同便の乗客らが本来の目的地イスタンブールに向かえるよう各種手配を進めていることを明らかにした。

 死亡した機長は2007年から17年にわたって同航空で勤務した。正確な死因については明らかになっていない。

 トルコ航空側は「今年3月の健康診断では勤務に支障が出るような健康上の問題は見つからなかった」と説明した。その上で「機長の遺族、同僚、そして愛する全ての方々に心から哀悼の意を表する」とコメントした。

キム・ガヨン記者

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