▲韓国国家遺産庁傘下の国家遺産振興院が管理する複合文化スペース「韓国の家」。写真=写真交流サイト(SNS)「インスタグラム」より

 韓国国家遺産庁傘下の国家遺産振興院が管理する複合文化スペース「韓国の家」の高価な料理について、「外国産の食材を使う割合が非常に高く、改善が必要だ」と指摘する声が上がっている。

 国会文化体育観光委員会所属の朴洙賢(パク・スヒョン)議員=共に民主党所属=が国家遺産振興院から提出を受けて9日に公開した資料によると、今年、「韓国の家」で使った食材310点のうち61点が外国産だったとのことだ。

 例えばモヤシの場合、韓国産と混用せずにすべて外国産を使用していた。「韓国の家」は肉類の場合、原価を合わせるためにメイン料理を除き、ダシやスープなどに外国産の材料を主に使用していると公表しているが、サムギョプサル(豚バラ肉)・牛肩肉・牛ヒレ肉・牛サーロインなど、ダシやスープ用でない部位も外国産の肉を使っていた。それぞれの原産地は米国・オーストラリア・ニュージーランドなどだった。

 これについて、朴洙賢議員は「ほぼ同じ価格帯でミシュランガイドに掲載されている韓国料理店は『90%以上、韓国産の食材を使用している』と説明している。国家遺産振興院の『韓国の家』で韓国産食材の使用に難点があるというのは非常に残念だ」と語った。

 「韓国の家」は1957年に国内外の貴賓客のための迎賓館として使われ始めた。その後、韓国の伝統文化や韓国料理の優秀さを知らせるスペースとして利用されている。昨年10月、韓国料理の高級化のため韓国料理ファインダイニング(高級レストラン)を導入し、ディナーの場合、価格が25万ウォン(約2万8000円)に設定されている。

キム・ミョンイル記者

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