【TV朝鮮】(アンカー)

 飲酒運転事故を起こした文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘ダヘ氏が警察の聴取を受けるための調整が行われています。日程が決まっても、警察に出頭する日は公表されないことが分かりました。公人ではなく一般人であることが考慮されたものとみられます。イ・ナグォン記者がお伝えします。

 (記者リポート)

 居酒屋から出てきたダヘ氏が千鳥足で現代自動車製クロスオーバー・スポーツ用多目的車(SUV)「キャスパー」まで歩いて行って運転席に座り、運転して出発しました。

 キャスパーは約170メートル進んでタクシーとぶつかりました。ダヘ氏の血中アルコール濃度は0.149%で、免許取り消し基準の0.08%をはるかに上回る数値でした。

 タクシー運転手からの通報を受けて出動した警察は、ダヘ氏に対して基本的な聴取だけをして帰らせました。

 ダヘ氏は午前3時ごろ、ソウル・梨泰院の交番に入り、約1時間10分にわたり身元照会や事故経緯などの聴取を受けて出てきました。

 警察はダヘ氏と出頭日を調整していると言っています。これは他の飲酒運転の容疑者も同じだと説明しました。

 ダヘ氏は弁護人を通じて警察と協議中ですが、警察関係者は出頭日が決まっても公表はしない方針だと明らかにしました。

 ただし、竜山警察署の構造から考えると、報道陣を避けて中に入るのは事実上、難しいでしょう。

 (警察関係者)

 「(聴取の日程は)まだ決まっていません。特別待遇などは全くなく、通常の手続きを今、進めています」

 文前大統領親子は、所有していたキャスパーや起亜自動車製SUV「ソレント」、計2台の車に対する反則金を11回滞納していたことも確認されました。

 自動車記録原簿によると、キャスパーは昨年11月と今年8月の2回、ソレントは9回滞納していました。TV朝鮮、イ・ナグォンがお伝えしました。

(2024年10月9日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

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