▲イラスト=UTOIMAGE

 ウクライナが「ロシアが北朝鮮から受け取った兵器を保管してきた主な武器庫を攻撃した」と発表した。AP通信が9日(現地時間)に報道した。

 報道によると、ウクライナ軍は声明で前日夜、ドローン(無人機)を使ってロシア西部ブリャンスクの国境地域の武器庫を攻撃したと発表したとのことだ。

 ウクライナ軍は、この武器庫について「北朝鮮がロシアに提供したミサイルと砲弾が保管されている主な武器庫だ」「ウクライナ国境から115キロメートル離れたこの武器庫では、ウクライナ軍の防御を無力化した非常に強力な滑空爆弾が保管されていた」と説明した。

 ウクライナ軍は「このような武器庫を攻撃すれば、ロシア軍に深刻な兵たん(後方支援)問題が発生し、ロシアの攻撃能力が大幅に減少するだろう」と述べた。

 今回の攻撃は、ロシアが占領しているクリミア半島の主要石油ターミナルをウクライナ軍がドローン攻撃してから三日後のことだ。

 ロシアは来月でウクライナ侵攻1000日目を迎えるにあたり、莫大(ばくだい)な量の弾薬を動員して消耗戦を展開している。ウクライナは西側諸国に支援を訴えるとともに、ドローンを中心に兵器産業を構築している。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は前日発表した映像による演説で、「我が軍のためのドローンは中核分野の一つ」「持続的に量を増やすだけでなく、戦闘の需要に合わせて進化・発展する供給にするべきだ」と述べた。

 ロシアのドローンも前日、三日連続でウクライナ南部のオデッサ地域を攻撃し、ドローンの使用範囲を拡大させている。ウクライナ空軍は同日、ロシアがウクライナ3地域に発射したドローン22機のうち21機を撃墜したと発表した。

ヨム・ヒョナ記者

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