【ソウル聯合ニュース】韓国の排他的経済水域(EEZ)内で中国漁船が設置したとみられる違法漁具が2019年から今年までに1086個見つかったものの、撤去されたのは1割にも満たないことが8日、分かった。

 国会農林畜産食品海洋水産委員会の金善教(キム・ソンギョ)議員(与党「国民の力」)が海洋水産部から提出を受けた資料の分析結果として明らかにした。

 発見された違法漁具は2019年には74個だったが、22年には537個に増え、24年には289個、今年は8月までに43個になった。

 この6年で発見された中国の違法漁具のうち撤去されたのは9.7%だった。

 韓国は中国側との合意により違法漁具の発見および撤去の状況を中国側に通知しているが、これに対する回答は1回もないことが分かった。

 金氏は「中国漁船の違法漁具で莫大(ばくだい)な被害が発生しただけでなく、韓国の予算をかけて撤去までしなければならない状況」とし「韓国政府も中国に強く抗議しなければならない」と指摘した。

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