▲イラスト=UTOIMAGE

 【NEWSIS】ブラジル北部のテラサンタで、ある男性が超大型のヘビ「アナコンダ」と命がけの死闘を繰り広げる動画が公開され話題になっている。ブラジル紙G1や英紙ザ・サンなどの外信が6日に報道した。

 これらの報道によると、男性Aさんは先月29日(現地時間)、ブラジルのテラサンタ地域にある川でアナコンダを発見したとのことだ。

 当時、酒に酔っていたAさんはアナコンダを見つけてすぐ、「危険だから追い出そう」と思って川に飛び込んだという。

 ところが、アナコンダはあっという間にAさんの体に巻き付き、締め上げ始めた。実際に公開された動画には、水が胸の高さまである川の中で、Aさんの左腕にアナコンダが巻きついている様子が映っている。

 Aさんの横にいた男性が助けようとしたが、Aさんに巻き付いているアナコンダの力が強すぎて,簡単には離せない。Aさんは自分の体に巻き付いて、締め上げてくるアナコンダから逃れるため、その頭に強くかみ付いた。周りの人々もアナコンダのシッポをつかんでAさんからアナコンダを引き離そうと頑張った。Aさんはアナコンダの力が弱まったすきに乗じ、かろうじて脱出することができた。

 この後のAさんの状態についてはよく分かっていない。ただし、現地の保健当局によると、Aさんは腕に重傷を負ったのにもかかわらず「痛くない」と言って治療を拒否したとのことだ。

 この出来事について、生物学者のシジクレイ・マトス氏は取材に「このアナコンダはむしろ小さな個体で、男性を攻撃したのではなく、自己防衛のために反応したとみられる」と分析した。事実、世界最大のヘビの一種であるアナコンダは、成体の長さが約8メートル、重さは200キログラムを超える個体もいるという。

 マトス氏はまた、「男性がヘビの頭をかんでも健康に深刻な影響を及ぼすことはないが、アナコンダの口腔内には細菌があるため、もしヘビにかまれたらその部位を洗って消毒しなければならない」と助言した。

チェ・ユンソ記者

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