【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は3日、ソウル市内で開かれた建国記念日「開天節」の記念式典で「改革は止まれば後退するという歴史の手痛い教訓を決して忘れてはならない」とし、「国民の命と安全を守り、未来世代のための必須医療改革を必ず完遂する」と述べた。

 医療改革を巡っては、大学医学部の定員増を打ち出した政府と医師側の対立が長期化している。

 韓氏は、改革による国民の負担と苦痛を最小限にするよう最善を尽くすとしながら「ただ国民の方だけを向き、次の世代のために正しい道に進む」と強調した。

 また、未来の国家競争力の鍵となる年金、医療、教育、労働、少子化の5大改革を強力に推進する方針を示した。

 韓氏は、社会の対立と分裂に危機感を示し、自由、民主、法治など共同体の価値が軽視され、偽ニュースが社会秩序の根幹を揺さぶっていると指摘。政府は自由、民主、繁栄の憲法的価値を守り、国民統合に努めるとした。

 さらに、自由と繁栄の価値を北朝鮮に拡散し、国際社会との連帯を通じて朝鮮半島全域に自由、民主、統一の韓国を築くとして、北朝鮮の挑発と軍事的緊張の高まりに対し、堅固な同盟に基づく圧倒的な抑止力で対応すると強調した。

ホーム TOP