▲「死の白鳥」と呼ばれる米空軍超音速戦略爆撃機B1B「ランサー」が1日午前、76周年「国軍の日」を記念してソウル市松坡区上空を飛行した。/ニュース1

 1日に開かれた「国軍の日」の行事には、「K防衛産業」輸出の代表ランナーたちが大挙登場した。防衛関連企業ハンファ・エアロスペースが生産するK9自走砲は、今年7月に輸出契約を結んだルーマニアをはじめ世界10カ国で運用中のベストセラーだ。世界の自走砲市場でおよそ60%のシェアを記録しており、累積輸出額だけでも13兆ウォン(現在のレートで約1兆4100億円、以下同じ)を超える。しかもK9自走砲は最近、韓国製エンジンの開発に成功し、性能と経済性をさらに向上させた。

 同じく1日に登場したK2戦車は、現在北朝鮮が保有している戦車の大部分を破壊できる火力を持つ。現代ロテムが生産している兵器で、ポーランドに輸出している。このほかK10弾薬補給車や、南米ペルーに輸出される装輪型装甲車「白虎」も姿を現した。

 「韓国版パトリオット」と呼ばれる中距離地対空誘導兵器システム「天弓II」も威容を誇示した。天弓は先月、イラクとの間で28億ドル(約4020億円)規模の輸出契約が締結され、アラブ首長国連邦(UAE)・サウジアラビアと合わせて中東の主要3カ国が全て運用する兵器になった。また、対戦車誘導兵器の「ヒョングン」と多連装ロケット「チョンム」、戦闘機KF21、FA50も市民の前に姿を現した。この日の行事に参加した陸軍機動ヘリ「スリオン」も、輸出の話し合いが進んでいる。

朴淳燦(パク・スンチャン)記者

ホーム TOP