▲グラフィックス=キム・ハギョン

 韓日両国の国民はそれぞれ、相手国に対して米国の次に高い好感度と信頼感を抱いていることが分かった。しかし、両国の国民の半数近くは現在の韓日関係が良くないと考えていることも同じ調査の結果で分かった。

 来年の韓日国交正常化60周年を前に、財団法人「崔鍾賢(チェ・ジョンヒョン)学術院」が世論調査会社の韓国リサーチに依頼し、先月6-10日に両国の成人2000人を対象に調査した結果、韓国人の国別好感度・信頼感は米国>日本>ロシア>中国>北朝鮮の順だった。日本人は米国>韓国>中国>ロシア>北朝鮮の順だった。つまり、両国国民はいずれも米国の次にお互いの国に対する好感度が高いことが分かった。

 現在の韓日関係については、韓国人の38%、日本人の32%が「良い」と回答した。韓国人の49%、日本人の46%は「悪い」と答えた。韓日協力の最大の障害には、韓国人の68%、日本人の43%が歴史問題を最も多く挙げた。

 また、韓国人の67%、日本人の54%が「両国関係の改善は必要だ」と回答したが、その理由は違っていた。韓国人は46%が「交易拡大および両国企業間の交流・協力を通じた経済発展」を最も大きな理由として挙げた反面、日本人の33%は「韓米日次元での協力強化」を最も大きな理由として挙げた。

 韓国人は「経済的に最も重要な協力国」に米国(67%)、中国(13%)、東南アジア諸国連合(ASEAN、4%)、欧州(3%)、日本(2%)を挙げた。日本人は米国(62%)、ASEAN(5%)、中国(4%)、韓国(3%)、欧州(2%)を挙げた。一方、「経済的に最も大きな脅威となる国」について、韓国人は中国(45%)、北朝鮮(26%)、米国(11%)、日本(7%)を挙げたが、日本人は中国(44%)、米国(22%)、北朝鮮(6%)、ロシア(4%)、韓国(2%)を挙げた。

 韓国人の48%は日本を「競争や警戒の対象」と答えた。「協力の対象」という回答は35%、「敵対の対象」という回答は10%だった。日本人の37%は韓国を「協力の対象」と答え、「競争や警戒の対象」という回答は27%、「敵対の対象」という回答は7%だった。

朴国熙(パク・ククヒ)記者

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