社会総合
信号が変わる前に自ら減速…ソウルの自動運転タクシーに乗ってみた
【TV朝鮮】(アンカー)先月26日から、ソウル市江南一帯に韓国初の自動運転タクシーが登場しました。ひとまず3台が運行し、今年末までは無料で乗ることができます。自動運転タクシーが安全なのか、どうしたら乗れるのか、クァク・スンハン記者が体験しました。
(記者リポート)
タクシーを捕まえるのが最も困難だといわれる金曜夜のソウル・江南駅。ソウル市が試験運行中の自動運転タクシーをカカオTアプリ(タクシー配車アプリ)で呼んだところ、30分で捕まえることができました。
現在、時刻は夜11時30分を過ぎたところですが、私が自分で呼んだ自動運転タクシーに今から乗ってみます。
運転手が何もしていないのに自動的に出発し、
「自動運転を始めます」
ウィンカーも状況に応じて点灯させ、ハンドルを切ります。
信号が変わる時間を計算し、青信号が黄色に変わる前にあらかじめスピードを落とします。
ユ・テソン/SWM先任研究員
「(まだ信号が青なのに自動的に止まり始めますね。)あらかじめ秒数を全て計算していて、黄色になる時にはすでに減速が始まっています」
スクールゾーンや工事現場の近くでは人間が運転するよう促します。
「前方に工事区間があります。手動走行に切り替えてください」
安定的に走行していますが、突発的な状況への対応は今後の課題です。
ユ・テソン/SWM先任研究員
「他の車を十分に予測できないケースがあるかもしれません。まるで事故を起こしそうな、わざと事故を引き起こすような状況になりかねません」
自動運転タクシーは平日の夜11時から早朝5時まで、江南の一部区間で年末まで無料で運行します。
ソウル市は来年から運行区間を拡大し、タクシー業界と協議して車両台数も少しずつ増やす計画です。
TV朝鮮、クァク・スンハンがお伝えしました。
(2024年9月29日放送 TV朝鮮『ニュース7』より)