▲写真=UTOIMAGE

 中国のある女性が自分の息子を戒めるために水をかける様子がカメラにキャッチされた。息子が同じクラスの児童に牛乳パックを投げたり、水をかけたりするなどのいじめをしていると聞き、被害者の気持ちになってみろという意味でこのような行動を取ったものだ。

 香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が29日に報道したところによると、中国の浙江省に住む女性が小学生の息子を家の外に立たせ、2階から水をかけたとのことだ。

 公開された動画の息子は「水をかけたらダメだよ」と叫んでいる。これに対して女性は「こういうことが面白いと言ったじゃない」と言って、たらいの水をかけた。この女性の行動は、担任教師から「あなたの息子が学校の3階からクラスメートに水をかけたり、牛乳パックを投げたりした」という電話があった後のものだという。

 息子が「面白半分に水をかけた」と言ったため、女性は「お前も水をかけられた他の子たちの気持ちになってみなさい」と言って水をかけ続けた。息子が「僕が悪かった」と言って涙をこぼして反省の態度を見せると、母親も水まきをやめた。

 この動画は、中国版TikTok「抖音(ドウイン)」で600万人以上が再生するほど話題を集めている。これを見た人々は「私が見た最高のしつけ方だ。母親は挫折感を見せず、落ち着いて理性によって息子を諭した」「息子のための愛の教育だ」などのコメントを寄せている。

 だがその一方で、一部には「罰があまりにもひどすぎる」というコメントもある。これに対し、この女性は「きちんと教えなければ次は息子が人々に石を投げることを面白いと考えるかもしれないではないか」と反論した。

チョン・アイム記者

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