▲写真=NEWSIS

 シーズン途中、走塁時の肩の負傷で故障者リスト入りしていたサンディエゴ・パドレスの金河成(キム・ハソン、28)が結局、手術をすることになった。このため、今年のポストシーズン出場が不可能になっただけでなく、今後フリーエージェント(FA)資格での長期契約推進にも支障が出る可能性が高まったとの見方もある。

 米大リーグ公式ホームページ「MLB.com 」のAJキャサベル記者は29日、「パドレスのマイク・シルト監督が、右肩の痛みで故障者リスト入りしていた金河成のシーズンアウトを発表した」と交流サイト(SNS)の自身のアカウントで伝えた。これによると、金河成は負傷した肩を手術する予定だという。

 その後、金河成は現地報道陣に「チームに復帰して力になろうと、あらゆる努力を尽くしたが、体が思い通りにならなかった。今シーズンは終わった。非常に失望し、挫折を感じる」と語った。これで、金河成は打率2割3分3厘、11本塁打、47打点で2024シーズンを終えることになった。それだけでなく、今年の大リーグ・ポストシーズンで金河成を見ることもできなくなった。

 不運なシーズンとしか言いようがない。今年8月19日、コロラド・ロッキーズとの試合中に、金河成は相手投手のけん制で一塁にスライディングした際、肩の痛みを訴えてダッグアウトに戻り、その後、故障者リスト入りした。当初は大きなケガではないと伝えられたが、なかなか回復せず、ショートにとって最も重要な送球がまともにできない状態が続き、とうとう手術台に上がることを決心したものとみられる。

 肩の負傷でシーズンアウトとなり、金河成の今後にも変動が出てくることになりそうだ。金河成は2021年にサンディエゴ・パドレスと契約期間4+1年、総額2800万ドル(現在のレートで約40億円)、最大3900万ドルで契約した。総額にはバイアウト(解約金)200万ドルが含まれていた。今年で4シーズンが終わった金河成は、当初バイアウト200万ドルを受け取り、今季終了後FAとして出場し、1億ドル以上の長期契約を狙っていた。しかし、今回の肩の負傷でこの問題を検討し直す必要性が発生した。パドレスとの契約を1年延長すれば、来季は年俸800万ドルを受け取ることになる。

 パドレスも困っている。2年ぶりにポストシーズンに進出したものの、レギュラーのショートを欠き、代わりの選手でポストシーズンを戦わなくてはならない状況となった。

ペ・ジュンヨン記者

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