貴金属店で強盗に及んだ40代の被告が、検察に重刑を求刑されるや、盗んだ貴金属アクセサリーを隠していた場所を白状した。

 春川地検刑事第2部(洪丞賢〈ホン・スンヒョン〉部長検事)は25日、「江原道春川市内のある大学敷地内で、強盗傷害により起訴されたA被告(42)が隠した盗品を押収した」と発表した。A被告は5月1日午後4時50分ごろ、春川市内の貴金属店に侵入し、店主に向かって凶器を振り回した後、貴金属アクセサリーを盗んで逃げたとして起訴されていた。

 A被告は起訴された後も、自身が盗んだ貴金属アクセサリーの隠し場所を白状せずにいた。検察は先月29日に行われた結審公判で、被害回復ができていないことを考慮して懲役15年を求刑し、今月12日に判決が言い渡されることになった。

 A被告は検察の求刑が重いことに心理的な負担を感じた。そして、検察の説得の末、大学内の木の下に4000万ウォン(約430万円)相当の金のブレスレットを隠したことを白状した。検察は判決期日の延期を申請した上で、盗まれた貴金属アクセサリーを回収した。

 検察は回収した貴金属アクセサリーを被害者に返す予定だ。また、被害が回復したことを考慮し、A被告に対する求刑の変更を検討している。

チン・チャンイル記者

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