▲イラスト=UTOIMAGE

 転覆した車の中で逆さまになったまま意識を失いかけていた高齢のドライバーが、警察官と救急隊員によって救助された。順天警察署が24日に明らかにした。

 警察によると、今月11日、全羅南道内の路上から「突然の豪雨で車がスリップしたようだ。側溝で車が転覆している」と通報があった。

 車はひっくり返っており、高齢のドライバーが運転席で脚が挟まったまま意識を失いかけていた。豪雨の影響で車内いっぱいに雨水がたまっていた。

 現場に緊急出動した順天警察署ナムド派出所所属のキム・テギュン警査(巡査部長に相当)らは、ひっくり返った車の中で逆さまの状態でシートベルトに引っかかっているドライバーを発見し、救助を始めた。ドライバーは何度声を掛けても返事ができないほど意識がもうろうとしていたため、警察は「レスキューミー」(車から脱出する道具)で窓ガラスを割り、ひっくり返った車の中に突入した。

 警察はドライバーのシートベルトを外し、血液を循環させるためにマッサージをしながら救急隊の到着を待った。その後ドライバーは、到着した救助隊員らによって無事に救助された。

パク・ソンミン記者

ホーム TOP