【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の国防当局は23、24の両日にソウルで統合国防対話(KIDD)を開き、北朝鮮のごみ風船散布など新しい形の挑発行為への対応で緊密に連携することで一致した。

 対話には韓国から国防部のチョ・チャンレ国防政策室長、米国から国防総省のアンカ・リー副次官補が出席した。

 双方は「同盟国防ビジョン」の重点課題である対北朝鮮拡大抑止強化や科学技術協力に基づいた同盟の近代化、有志国との連帯・地域の安全保障強力強化などについて議論。北朝鮮の完全な非核化という共同目標や、米国が核を含むあらゆる戦力で韓国を防衛するという公約を改めて確認した。

 また、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)付近での威嚇行為、サイバー・電磁波攻撃など本格化する北朝鮮の「グレーゾーン挑発」に対し、緊密かつ一致した対応が必要との認識で一致した。グレーゾーン挑発は明白な軍事的行動ではないが、相手が積極的に対応し難い有形・無形の攻勢を加える行為を指す。

 韓米は今回の協議結果を踏まえ、両国の国防相が出席する定例安保協議(SCM)を年内に米ワシントンで開催する。

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