▲警察関連のイメージ/朝鮮日報DB

 昨年閉鎖した慶尚南道金海市の釜慶動物園の敷地でロシア国籍の元飼育係(67)の遺体が発見された。金海西部警察署などが20日に明らかにした。それによると今月11日午後12時45分ごろ、釜慶動物園のライオン飼育場でロシア国籍の元飼育係の遺体が発見された。

 廃業した動物園の物品を中古で買い取るため動物園を訪れた別の男性が元飼育係を発見し、警察に通報したという。

 この動物園はずさんな経営で昨年8月に廃業し、動物園には動物も残っておらず、常駐する職員もいなかった。

 警察は不法滞在中だった元飼育係が閉鎖後の動物園で一人生活していたと推測している。

 現時点で殺害の痕跡はなく、元飼育係が発見されたライオン飼育場には元飼育係のものとみられる衣服や鍋などが発見された。警察の見立てによると、元飼育係は死亡から1カ月以上経過したとみられる。

 現在国立科学捜査研究院で毒物や麻薬など薬物使用の痕跡がないか調べている。

キム・ミョンイル記者

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