【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は19日の閣議で、秋夕(チュソク、旧暦8月15日)の連休が終わっても救急医療の状況は逼迫(ひっぱく)しているとして、政府と地方自治体に対し「緊張を緩めず、救急医療と非常診療体制を滞りなく稼働することに万全を期してほしい」と要請した。

 政府が医師不足などの対策として打ち出した大学医学部の定員増に反発する研修医らが医療現場を離脱するなどの混乱が長期化するなか、秋夕連休中の救急医療体制が不安視されていたが、韓氏は大きな混乱はなかったとして医療関係者に謝意を表した。

 一方、連休期間はあくまでも非常体制だったとして「国民の医療需要を長期的に満たすことができる水準には及ばないと政府はよく承知している」と説明。国民の声に耳を傾け、医療・年金・労働・教育の4大改革と少子化克服を引き続き推し進めると強調した。

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