▲イラスト=UTOIMAGE

 秋夕(チュソク=中秋節、今年は9月17日)連休の最終日に帰省先から戻る人々で混雑する中、あるカーナビゲーション・システムが案内した道に集まった車が渋滞し、農道で数時間も身動きできなくなっている様子がインターネット上で伝えられた。

 交流サイト(SNS)「Threads(スレッズ)」には秋夕当日の17日、このような投稿が相次いで寄せられた。投稿者のAさんは「カーナビが変な農道を案内したせいで1時間にわたり渋滞し、車数百台が並んでいる」と書き込み、写真を2枚掲載した。写真には、車1台がやっと通れるほどの幅しかない農道に車が立ち往生している様子が写っている。車の両脇には田んぼが広がっている。Aさんは「カーナビにだまされた車たち」と表現した。

 別の投稿者Bさんも「Threads」に「早く行こうとしていたのに、監獄に閉じ込められてしまった。あと5kmだが、ここから30分」「牙山仁州交差点の農道には行くな。抜け出すのに3時間かかった」と投稿した。Bさんが掲載した写真には、満月の下の農道で車が渋滞している様子が写っている。

 Bさんはさらに、「カーナビが『農道を行けば早い』と言ったから来たのに、このカーナビを使っている人たちがみんな集まってきて、後戻りもできない状況になった」「合流地点が4カ所もあって、他の車を入れてやっていたら、時間が長くかかるのも当然だ」と書いた。

 インターネット・コミュニティー・サイト「MLBパーク」にも同様の投稿が寄せられた。投稿者のCさんは秋夕当日の午前、光州広域市から出発して京畿道富川市内に向かう途中でした経験をつづった。Cさんは「行淡島方面の西海岸高速道路の渋滞がひどかった。カーナビが国道に行くよう案内したのでそうしたら、農道で立ち往生した」「2㎞行くのに5時間かかった。数百台が農道に止まっていた。大人も子どもも小の方をしようと大騒ぎだった」と書いた。

 このような状況は忠清南道牙山市仁州面から平沢湖方向に向かう農道で発生した。こうした経験を寄せた投稿者たちは全員、同じ会社のカーナビを利用していた。

 投稿を見たネットユーザーたちは「渋滞であればあるほど高速道路を通るのが正しい」「普通、渋滞している場合は国道(一般道)を行くともっと渋滞に巻き込まれる確率が高い」「カーナビがこのように交通量を分散させてくれていたのか」「昨日、大きな道路から農道に入っていく車を見て、大笑いした」などのコメントを寄せている。

チェ・ヘスン記者

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