【ソウル聯合ニュース】韓国航空会社の航空機内での不法行為の発生件数が過去5年余りで1800件を超え、このうち約8割を喫煙が占めた。

 国会の国土交通委員会に所属する李蓮喜(イ・ヨンヒ)議員(最大野党「共に民主党」)が国土交通部から提出を受けた資料によると、韓国の航空会社10社の航空機内で2019年から今年7月までに発生した航空安全法上禁じられている不法行為で警察に引き継がれたケースは計1868件に上る。このうち「機内喫煙」が1509件(80.8%)で最も多かった。

 機内喫煙は19年に402件だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う減便の影響で20年は103件、21年は49件だった。新型コロナがエンデミック(一定期間で繰り返される流行)に移行した22年は増加に転じ222件となり、昨年は461件で19年を上回った。

 機内喫煙以外の不法行為は「暴言など騒ぐ行為」が160件、「痴漢など性的羞恥心を害する行為」が65件、「飲酒後の安全を害する行為」が41件、「客室乗務員らに対する暴行・脅迫行為」が19件などだった。

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