【TV朝鮮】(アンカー)

 文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の贈収賄疑惑捜査に関する独自報道を引き続きお伝えします。娘ダヘ氏一家がタイに移住する際、文前大統領夫妻がソウルの住宅売却を支援し、保護犬「トリ」まで渡していたと検察では把握しています。検察は文前大統領がダヘ氏の当時の夫(文前大統領の当時の娘婿)の就職経緯をよく知っていたとみて、これを立証することに力を入れています。チョン・ジョンウォン記者の独自レポートです。

 (記者リポート)

 文前大統領は2018年7月のインド訪問時、娘ダヘ氏が韓国にいると言いました。

 (文前大統領〈2018年7月〉)

 「私の娘も韓国でヨガのインストラクターをしています」

 しかし検察は、この発言時にダヘ氏一家は既にタイに移住していたとみています。

 2018年4月、ダヘ氏は夫(文前大統領の娘婿)=当時=からソウル市鍾路区の自宅を贈与され、3カ月後に5億1000万ウォン(現在のレートで約5400万円、以下同じ)で第三者に売りました。

 検察は、この売買過程で文前大統領夫妻がダヘ氏に金銭を含む援助をした証拠を確保していることが分かりました。

 このころ、文前大統領は青瓦台(大統領府)で飼っていた保護犬トリも青瓦台職員を通じてタイに送っていたことを把握しました。

 (文前大統領〈2017年7月〉)

 「例えば、何かの(予防)接種をしなければならないとか、治療が必要だとか…」

 検察は、文前大統領が元娘婿のタイ格安航空会社(LCC)への就職経緯を知っており、元娘婿が給与などとして受け取った2億2000万ウォン(約2300万円) が娘夫婦に渡された賄賂だということを立証しようとしています。

 文前大統領側は、TV朝鮮から反論の要請があっても、応じていません。

 娘ダヘ氏は交流サイト(SNS)に「私は父に刃物を向けるために踏まれて汚されなければならない馬だ」と投稿し、検察の捜査を批判しました。TV朝鮮、チョン・ジョンウォンがお伝えしました。

(2024年9月12日放送 TV朝鮮『ニュース9』より)

ホーム TOP