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尹大統領 19日にチェコ訪問=「原発同盟」構築へ
【ソウル聯合ニュース】韓国大統領室は12日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が19~22日の日程でチェコを公式訪問すると発表した。韓国大統領のチェコ訪問は2015年以来、約9年ぶり。
金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は記者会見で、尹大統領のチェコ訪問について、「原発事業を成功裏に完遂するという確固たる意志をチェコ側に伝える」として、「韓国企業の原発事業受注を確定できるよう積極的なセールス外交を展開する」と述べた。また、「今回の訪問を機に韓国・チェコの『原発同盟』が構築できる」とし、「引いては韓米が今後、世界の原発市場で『グローバル原発同盟パートナーシップ』を構築できる」との見通しを示した。
韓国原発運営会社の韓国水力原子力は7月、チェコが推進しているドコバニ原発の2基新規建設事業の優先交渉権を得た。総事業費は24兆ウォン(約2兆6000億円)に上るとされ、2025年3月までに最終契約を締結する予定だ。
尹大統領は19日、チェコの首都プラハに到着。同国のパベル大統領と首脳会談を行った後、共同記者会見を開く。会見後、パベル大統領主催の夕食会に臨む。
20日にはパベル大統領と共に韓国・チェコビジネスフォーラムに出席する。その後、プラハから約90キロ離れたプルゼニ市を訪れ、原発関連企業を視察する。また、同国のフィアラ首相と会談し、原発を含む貿易・先端技術・供給網(サプライチェーン)などさまざまな分野での協力を制度化するための了解覚書(MOU)の署名式に出席する。