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ごみ風船による被害 北朝鮮に「法的責任問うべき」=韓国統一相
【ソウル聯合ニュース】韓国の金暎浩(キム・ヨンホ)統一部長官は11日、国会外交統一委員会で、北朝鮮が韓国に飛ばしたごみ風船により発生した被害について、「北に責任を問うべきだ」との立場を示した。
韓国政府が民間の被害を補償しても北朝鮮に求償権を行使する必要があるとの指摘には「そのような法的措置が必要だと考える」と答弁した。ごみ風船による被害の補償に関しては、「関係機関と協議し、(補償)問題を円滑に処理できるようにする。さまざまな方策を模索する」と述べた。
最大野党「共に民主党」の楊富男(ヤン・ブナム)国会議員がソウル市と京畿道から提出を受けた資料によると、北朝鮮がごみ風船の散布を始めた5月28日から8月10日までに首都圏で発生した被害の総額は1億52万ウォン(約1050万円)に上る。ソウル市が7987万ウォン、京畿道が2065万ウォンだった。停車していた車に風船が落下し屋根が破損するなどの被害があった。