【ソウル聯合ニュース】韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相は11日、ソウルで開幕した多国間安全保障会議「ソウル安保対話(SDD)」で基調演説を行い、「サイバー攻撃を先回りして防御し、中核的な戦略技術の確保にも最善を尽くす」と述べた。

 韓氏は「不法な核開発資金を確保するための北(朝鮮)のサイバー攻撃と暗号資産奪取は世界の安全保障の脅威になっている」とし、「韓国政府は国の中核機能を安定的に運営し、国民の安全を確保するためにサイバーセキュリティーをさらに強化している」と強調した。

 また「国連安全保障理事会の理事国として、サイバーセキュリティーを巡る国際的な論議を促しながら主要国としっかりとした連携を構築し、対応の実効性を高めていく」との考えを示した。

 韓国国防部が主催するソウル安保対話は朝鮮半島平和や域内の安全保障協力を話し合う会議。13回目を迎えた今年は「グローバル安全保障の挑戦と国際協力の模索」をテーマに開かれ、計68の国と国際機関から約900人が出席した。

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