▲6月25日に行われたKリーグ第19節の光州FC戦でストレッチをする水原FCの孫準浩。/news 1

 中国プロサッカーでの八百長疑惑で中国の公安(警察)当局に10カ月拘禁され、今年3月に釈放された元サッカー韓国代表の孫準浩(ソン・ジュンホ)選手=水原FC=が、中国サッカー協会から永久除名の懲戒処分を受けた。

 中国サッカー協会は10日「司法機関が認めた事実によると、以前山東泰山の選手だった孫準浩は、正当ではない利益を得ようと正当ではない取引に参加し、サッカーの試合を操作して不法な利益を得た」として「孫準浩のサッカーに関するいかなる活動も生涯禁止する」と発表した。

 同協会はこの日、孫準浩選手を含め山東泰山、遼寧瀋陽宏運、江蘇蘇寧、上海申花でプレーする選手43人に永久除名処分を、17人には5年間の資格停止処分をそれぞれ下した。

 孫準浩選手は昨年5月、上海虹橋空港から韓国に帰国しようとした際に公安に連行され、身柄を拘束されて遼寧省朝陽公安局の調査を受けた。容疑は「非国家工作人員収賄罪」だった。政府機関ではない企業またはその他の組織に所属する者が、自身の職務上の有利な立場を利用して他人の財物を違法に受け取った場合などに適用される。

 これにより、八百長に加担したか山東に移籍する際に金品のやり取りがあった可能性が取りざたされたが、孫準浩選手側は強く否定していた。同選手は今年3月に釈放され、韓国に帰国した。

 大韓サッカー協会の関係者は、孫準浩選手に対する中国サッカー協会の懲戒が国際的に適用される可能性があるとの見方について「一定レベル以上の懲戒は、該当国のサッカー協会が国際サッカー連盟(FIFA)に通知すれば国際的に適用される」と述べた。

キム・ジファン記者

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