【ソウル聯合ニュース】韓国と在韓国連軍司令部参加国との第2回国防相会合が10日、ロッテホテルソウル(ソウル市中区)で開かれた。参加した各国は共同声明でロシアと北朝鮮の軍事的な接近に懸念を示し、両国が締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」を非難した。

 同会合は昨年、朝鮮戦争休戦70年を機にソウルで初開催され、参加国の合意により定例化が決まった。2回目の今回は韓国のほか18の国連軍司令部参加国のうち、17カ国の代表が参加した。

 参加国は共同声明で、軍事協力の拡大などを盛り込んだ包括的戦略パートナーシップ条約を通じたロ朝の協力は多数の国連安全保障理事会決議に違反しているだけでなく、違法であり危険だと指摘した。

 また「多数の安保理決議に違反する北朝鮮の違法な核·ミサイル計画を強く糾弾する」とし、北朝鮮による違法行為をやめさせるためには国際社会の役割が重要だと強調した。

 そのうえで、「国連の原則に反して、朝鮮半島で韓国の安保を脅かす敵対行為や武力攻撃が再開された場合、共同で対応する」と宣言した。

 今回の会合には先月に国連軍司令部に加入したドイツからヒルマー国防次官が参加した。

 韓国国防部は「今後も韓国と国連軍司令部参加国間の協力と連帯を強化するため、国防相会合を含む高官級の交流を続ける予定」とし、「このための準備過程で国連軍司令部や参加国と緊密に協力していく」と強調した。

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