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尹大統領 「社会の反韓国勢力に対抗を」=「自由統一」を改めて強調
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は10日、ソウル市内のホテルで開かれた南北統一政策に関する大統領諮問機関・民主平和統一諮問会議の会合に出席し、「北の宣伝、扇動に同調する社会の一部の反韓国勢力に対抗し、自由の力で国の未来を守ってほしい」と呼びかけた。
尹大統領は8月19日の閣議でも「社会内部では自由民主主義体制を脅かす反国家勢力が暗躍している」と述べ、野党が「国民を分裂させている」などと反発していた。
尹大統領は「自由の価値について確固たる信念を持つべきだ」として、「自由民主主義に基づいた平和統一の推進は憲法が大統領と国民に命じた神聖な責務」と強調。「自由民主主義体制に対するわれわれの信念が揺るがないとき、北の住民に向けた自由統一のメッセージもより大きく、力強く広がる」と述べた。
また、「自由統一の韓国(実現)を前倒しするため全力を注ぐ」とし、「未来世代に自由統一がもたらす新しい夢と機会を伝え、北の人権改善に向けた国内外での努力に拍車をかけたい」と強調。「自由統一を実現するためには国際社会との緊密な連携と協力が重要だ」と述べ、自由統一のビジョンを国際社会に伝え、悲惨な北朝鮮の人権状況の改善に取り組むよう要請した。